陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市守山区)の第35普通科連隊の隊員約160人が28日、名古屋城外堀(名古屋市中区)の石垣を清掃した。

 石垣は高さ約10メートルでほぼ直角で、普段は清掃が難しく、名古屋市が陸上自衛隊に依頼した。

 隊員たちは木などに固定したロープを伝ってゆっくりと壁面を下がりながら、のこぎりやはさみなどで雑草や枯れ木を取り除いた。水上ではボートに待機した隊員が落ちてきた雑草などをかき集めていた。

 曽根勉連隊長(46)は「市内に駐屯する部隊として、市に貢献したいという思いがあった。普段錬成しているクライミングなどの技術を遺憾なく発揮できる」と話した。

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