厚生労働省が30日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低い1.58倍だった。前月比での低下は2012年9月以来5年5カ月ぶり。企業の求人と求職者ともに減少したが、企業求人の減少幅が大きかった。正社員の有効求人倍率は1.07倍と前月と同水準だった。

企業の求人を業種別にみると、宿泊業・飲食サービス業や情報通信業が減少した。一方、運輸業・郵便業や製造業は増加した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率は2.30倍と前月比0.04ポイント低下した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/3/30 8:30
日本経済新聞
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