3/30(金) 11:34配信
デーリー東北新聞社

 青森県が29日に公表した2017年の県人口(10月1日現在)は127万8581人で、前年と比べて1万5100人減少した。このうち出生と死亡に伴う「自然動態」は過去最多の9378人の減少となり、減少率が0・72%と前年より0・06ポイント拡大した。年齢別では、15歳未満の「年少人口」が過去最少の14万57人、65歳以上の「老年人口」が過去最多の40万3170人を記録。少子高齢化の加速が浮き彫りとなった。

 自然動態の内訳は出生者8171人、死亡者1万7549人。年齢別人口では、年少人口が1955年の52万4176人(国勢調査結果)をピークに減少の一途をたどり、老年人口は年々増加している。16年の75歳以上人口は20万6515人となった。

 一方、16年の転入と転出に伴う「社会動態」は5722人の減少となったが、減少率は0・44%と前年より0・01ポイント低下した。内訳は転入者が2万186人、転出者が2万5908人。転入者は前年の2万81人からやや増えた。

 県外からの転入、県外への転出を年齢別に見ると、転入者は22歳、転出者は18歳が最も多かった。大半が進学や就職に伴う転入、転出とみられる。

 県人口は国勢調査人口を基に、市町村から報告された転入者と転出者、出生者と死亡者を加減して算出している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180330-00010000-dtohoku-l02
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