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3月31日 13時08分
大阪と和歌山県の高野山を結ぶ南海電鉄の高野線は、去年10月の台風21号による大雨の影響で一部の区間で運休が続いていましたが、31日、およそ5か月ぶりに運転を再開しました。

南海高野線は、去年10月、台風21号の大雨の影響で和歌山県九度山町にある上古沢駅の周辺で大きな地滑りが発生し、高野下駅と極楽橋駅の間で運休が続いていました。

南海電鉄では和歌山県と協力して復旧と地滑り対策の工事を進め、安全が確認できたとして31日、およそ5か月ぶりに運転を再開しました。

高野山を登るケーブルカーとの接続駅となる極楽橋駅には、たくさんの観光客が乗った列車が次々に到着していました。

兵庫県から訪れたという女性は「以前からきょうの旅行を予定していましたが、ちょうど運転が再開してラッキーでした」と話していました。

南海電鉄によりますと、この5か月間で合わせて1万本余りの列車が運休し、バスによる代行輸送の利用者は12万5000人に上ったということです。

南海電鉄高野山駅の原田保駅長は「多くの方々にご迷惑おかけしましたが、運転を再開できました。お客様を最高のおもてなしと感謝の気持ちで迎えたいです」と話していました。