ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん(20)が2日、一時帰国していた母国パキスタンでの5日間の滞在を終え、居住地の英国に向けて出国した。

 マララさんは滞在中、地元紙のインタビューで将来について「女子教育の支援を続けていきたい」と強調した。以前は政治の道に進み、パキスタンの首相を目指すと語ったが「首相になっても全ての問題が解決するわけではない。今は政治家に興味がない。勉強を終えたらパキスタンに戻って来たい」と話した。

 現在、英オックスフォード大に通うマララさんは3月29日、事前の予告なく約5年半ぶりに帰国した。政府主催のイベントで念願の帰国の喜びを語り、アバシ首相と会談して女子教育の充実を求めた。31日には北西部スワト地区にある生家も訪れた。

 マララさんは女子が教育を受ける権利を訴え、2012年にスワト地区でイスラム武装勢力に銃撃された。(共同)

http://www.sankei.com/smp/world/news/180402/wor1804020016-s1.html

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