絶滅危惧されるマレーグマ、皮剥いで調理した4人逮捕 インドネシア
2018年4月3日 22:17 発信地:プカンバル/インドネシア
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インドネシア・スマトラ島のリアウ州にある村で、マレーグマを殺して食べたとされる容疑者の男ら(右、2018年4月3日撮影)。(c)AFP PHOTO / WAHYUDI
※ 記事にややショッキングな画像

【4月3日 AFP】インドネシアの警察当局は3日、絶滅が危惧されるマレーグマ4頭の皮を剥ぎ、肉を調理したとして、スマトラ(Sumatra)島に住む男ら4人を逮捕したと明らかにした。

 当局によると4人は環境保護に関する法律に基づき訴追された。有罪となった場合には禁錮5年および1億ルピア(約77万円)の罰金刑が言い渡される可能性があるという。

 マレーグマはクマ類最小の種の一つで、東南アジアの熱帯雨林や湿地帯に生息。国際自然保護連合(IUCN)によって危急種に指定されている。

 地元警察の幹部によると、4人はわなを仕掛け、掛かったマレーグマ4頭を撃って殺し、皮を剥いで肉を調理した。

 4人は33〜51歳で、警察幹部によると「肉を他の村人たちにも配った」という。また、警察は4人から銃やエアガンの弾を押収した。(c)AFP