天皇陛下は、2019年4月末に退位して上皇になったあと、新天皇の即位に関する一連の儀式に出席されないお考えがあることがわかった。

天皇陛下は、2019年4月30日に退位されることが決まっていて、元号が変わった翌5月1日には、新天皇が三種の神器(じんぎ)を引き継ぐ「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」などが行われるほか、10月には、即位を国内外に公に宣言する「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」が行われることが、3日の閣議で決定した。

即位に関するこうした儀式に、上皇になったあとの陛下が出席するかについては決まっていなかったが、関係者によると、神道形式で行われる皇室の儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」を含めた全ての儀式に、陛下は出席されないお考えがあるという。

これをふまえ、宮内庁は、政府が2018年秋に「式典委員会」を設置するのにあわせて、庁内に委員会を立ち上げ、儀式の詳細を検討する方針。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180404-00000924-fnn-soci