昨春に子供が私立大・短大に入学した家庭の借入金額は平均197万5000円で、過去最多となったことが4日、東京地区私立大学教職員組合連合の調査でわかった。

調査は昨年5〜7月、関東の1都5県にある16校の学生の保護者を対象に行い、約4600件の回答を得た。

それによると、子供の進学にあたって、金融機関の教育ローンや知人、親類から借金をした割合は一昨年と同じ17・9%。これに対し、借入金の平均額は15万円増え、1993年度の調査開始以来、最多となった。

同連合は「私大の学費が上がり続けていることが要因の一つ」と指摘している。

また、下宿生らへの仕送り金額は一昨年より400円多い月平均8万6100円で、17年ぶりに増加したが、金額は過去2番目の低さだった。

2018年04月05日 07時28分
YOMIURI ONLINE
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