宅配便最大手のヤマト運輸は5日、2017年度の宅配便取扱個数が前年度比1・7%減の18億3668万個だったと発表した。

 前年度割れとなるのは、14年度以来3年ぶり。

 ヤマトは昨年、大口の法人顧客約1100社と交渉を行い、荷物量の抑制と運賃の値上げを要請していた。交渉の結果、約4割がヤマトとの契約を打ち切った。

 ヤマトの取扱個数はインターネット通販の拡大に伴って急増し、16年度に過去最多を記録。人手不足で荷物がさばききれず、ドライバーの長時間労働などにつながっていた。

http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20180405-OYT1T50085.html