0001みつを ★
2018/04/07(土) 07:02:11.53ID:CAP_USER92018年4月6日 / 23:13 / 43分前更新
対中通商問題を巡る緊張が高まり、3月の雇用統計で就業者数の伸びが予想を下回るなか、米金融・債券市場で国債価格が上昇した。
トランプ米大統領が中国への1000億ドル追加関税の検討を通商代表部(USTR)に指示したことを受け、中国商務省は、米国が保護貿易主義的な行動に固執するなら、国益保護のため「いかなる代償を払っても」新たな包括的措置を講じる考えを示した。
関税に伴いインフレ率が上昇し、経済成長に悪影響を及ぼすものの、連邦準備理事会(FRB)は利上げを続ける公算が大きくなるともみられている。
BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジストは「問題は、長期の世界経済生産を下押ししつつも、インフレに対抗するためだけにFRBが積極姿勢を強める必要に迫られる点だ」と話した。
10年債 の価格が13/32高。利回りは2.784%と前日の2.832%から低下した。
米労働省が発表した3月の雇用統計は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月比10万3000人増と、2017年9月以来、6カ月ぶりの小幅な増加となった。市場予想は19万3000人増だった。
一方、賃金の伸びは加速し、労働市場の引き締まりを示した。
この日はFRBのパウエル議長が、インフレ制御に向け利上げを継続する必要がある公算が大きいとの見解を示した。
ただ、関税措置が米経済見通しに及ぼす影響について言及するのは時期尚早とした。
ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略部門責任者は「(緩やかで着実に金融政策を引き締めていく姿勢を、パウエル氏が確認したように受け取る」と語った。