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4月7日 5時09分
自衛隊のイラク派遣の日報が相次いで見つかる事態を受けて、防衛省は、去年、南スーダンのPKO部隊の日報問題が発覚したあと講じた再発防止策が徹底されていなかったとして、改めて今月20日までに、ほかに保存されている日報がないか確認作業を急ぐ方針です。

自衛隊のイラク派遣の日報をめぐって、防衛省は、これまで国会で保存されていないと答弁してきましたが、陸上自衛隊で文書や電子データが見つかったのに続き、6日、航空自衛隊でも電子データで保存されていることが確認されました。

これを受けて小野寺防衛大臣は、臨時の幹部会議を開き、「危機感を持ってこの問題に取り組む。終止符を打たせてほしい」と述べ、陸海空すべての自衛隊で、徹底した確認を行うよう指示しました。

防衛省は、去年、破棄したとしていた南スーダンのPKO部隊の日報が陸上自衛隊に保管されていることが明らかになったあと、再発防止策として、すべての日報を統合幕僚監部で一元的に管理することを決め、7月、各自衛隊に、日報が残されていないかどうか確認を求める通達を出していました。

しかし、今回の事態を受けて、防衛省は、去年講じた再発防止策が徹底されていなかったとして、改めて今月20日までに、ほかに保存されている日報がないか確認作業を急ぐ方針です。