https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180408/k10011395021000.html

鹿児島県日置市の住宅で、親族や近所の男女3人が殺害された事件では、
逮捕された38歳の男の祖母と父親も行方不明になっていて、警察は、男が、
祖母らの不明にも関与していた可能性が高いと見て、8日、現場付近の山林を
捜索し、2人の発見を急いでいます。

6日、鹿児島県日置市東市来町の岩倉久子さん(89)の住宅で、親族の女性2人が死亡したほか、
近所に住む後藤広幸さん(47)が意識不明の状態で見つかり、その後、死亡しました。

この事件では、久子さんの孫で近所に住む無職の岩倉知広容疑者(38)が後藤さんに対する
殺人の疑いで逮捕され、8日、検察庁に送られました。

警察によりますと、容疑を認めたうえで、親族の女性2人の殺害をほのめかす供述をしているということです。

さらに、現場の家では祖母の久子さんと68歳の父親の2人も行方不明になっています。

警察はこれまでの捜査から、祖母らの行方不明にも岩倉容疑者が関与していた可能性が高いと見て、
8日、現場からおよそ北に800メートルほど離れた山林で捜索を行っています。
捜索現場には警察の捜査車両が数多く出入りしていて、警察は、岩倉容疑者からも事情を聴くなどして
行方がわからない2人の発見を急いでいます。