子供たちを見守り無事故で=無職・福山勝彦・78
https://mainichi.jp/articles/20180408/ddm/005/070/024000c
毎日新聞
2018年4月8日

 警察庁が2013〜17年の5年間に起きた歩行中の小学生の交通事故を分析した結果、1年生の死傷者は6年生の3倍以上に上り、死亡者では1年生は6年生の8倍にもなるという。そして、子供がまねをするので大人は絶対、赤信号で渡ったりしないで、と呼び掛けている。

 私も小学生の下校時の見守り活動をしており、先日こんな場面があった。自転車に2人乗りした制服姿の中学生の女の子たちが赤信号を無視して横断してしまったのである。私はとっさに「信号を守らなあかんよ」と声をかけた。すると「うるさい、おっさん。はよう死ね」と言って、逃げるように去っていった。あまりにも乱暴な言葉にびっくりし、あぜんとした。

 小学生の模範とならねばならない先輩たちがこんな態度では本当に悲しいことである。この春も新1年生が入学して、小学校生活がスタート。未来の宝である子供たちを、絶対無事故であるようしっかり見守っていきたいと思います。