【ワシントン時事】サンダース米大統領報道官は10日、ボサート大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)の辞任を発表した。

 辞任理由や後任は明らかにされていない。ロイター通信は当局者の話として、辞任は9日に就任したボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の要請によるものと伝えている。

 ボサート氏は、サイバーテロ対策などでトランプ大統領を支えてきた。サンダース氏はボサート氏について「トランプ大統領は感謝している。テロリストの脅威から米本土を守り、サイバー防衛を強化し、自然災害に対処してきた」と述べた。

 ホワイトハウスでは今月、マクマスター前大統領補佐官(国家安保担当)が事実上更迭され、後任にボルトン氏が就任。国家安全保障会議(NSC)のアントン報道官も辞任するなど、幹部の交代が続いている。

 米メディアによると、ボサート氏は国土安保長官からホワイトハウスに移ったケリー大統領首席補佐官に近く、マクマスター氏とも良好な関係を築いていた。 

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