神社の木像を盗んだ疑いで男逮捕

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043838781.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

岩出市の神社で、祭壇にまつられていた木像1体を盗んだとして、
無職の83歳の男が窃盗などの疑いで逮捕されました。
警察の調べに対し男は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、岩出市岡田に住む無職の荒井登容疑者(83)です。
警察によりますと、荒井容疑者は去年1月から2月までの間、岩出市船戸にある弁財天社に忍び込み、
弁財天が彫られた木像1体を祭壇から盗んだ疑いがもたれています。

この神社は地元の自治会が月に1回掃除などをしながら管理していましたが、
去年の2月7日に掃除を終えたあと、木像がないことに気づいたということです。
警察が調べたところ、祭壇に付着していたDNAの型が荒井容疑者のものと一致したことなどから、
窃盗などの疑いで逮捕したということです。

警察によりますと調べに対し、「一切身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。

警察によりますと、岩出市や隣の紀の川市では、去年からことしにかけて
寺や神社から木像が盗まれる被害が8件起きているということで、
警察が関連がないか調べを進めています。

木像がなくなった当時、地元の自治会の区長だった大塚正博さん(69)によりますと、
木像はおよそ50年前に自治会に寄贈されたあと、地元の人たちによって守られてきたということです。
大塚さんは、
「今まで信仰していたものが盗まれたのはショックです。
木像が帰ってくるかどうかわからないので、いまは警察の捜査を見守るしかないです」
と話していました。

また、去年2月に木像がなくなっているのに初めて気づいた近くに住む高橋有子さん(64)は、
「神社の掃除が終わったあと、建物に入って拝もうと思い正面を向いたら違和感を覚え、
よく見ると『弁天さまがないやん』ということで大騒ぎになりました。
地元の人たちが大事にしてきたものだけに罰当たりだと思うし、
戻ってくるのであれば戻ってきてほしいです」
と話していました。

04/11 17:38