0001みつを ★
2018/04/11(水) 23:04:17.36ID:CAP_USER92018/04/11
米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が10日、最大8700万人分のユーザーデータが流出した問題をめぐって米上院の公聴会に出席した。ザッカーバーグ氏は公聴会で「これは軍拡競争だ。ロシアは向上し続けている」と述べ、フェイスブックを自らの利益のために利用しようとするロシアの技術者と同社が常に戦っている状態だと語った。
同氏は、ここ数週間で明らかになった、英マーケティング会社のケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックユーザー約8700万人分のプロフィール情報を不正に得ていた疑惑を受け、米上院の複数の委員会が合同で開いた公聴会に出席した。
同氏は、フェイスブックは規制をより厳しくすべきではとの上院議員からの質問はかわした。
質問を受けて同氏は、それが「正しい規制」なら歓迎するだろうと述べたものの、詳細は避けた。
また同氏は、2016年米大統領選のロシア関与疑惑を捜査するロバート・ムラー特別検察官がフェイスブックの従業員に事情聴取したことも明らかにした。
BBCのアンソニー・ザーチャー北米担当上級記者はツイッターに「ザッカーバーグ氏は当初、フェイスブックがムラー特別検察官の事務所から召喚状を受け取ったと述べたが、その後発言を撤回し、フェイスブックは会合などで『彼ら(ムラー氏の事務所)と共に取り組んでいる』と語った」と投稿した。
ザッカーバーグ氏によると、ザッカーバーグ氏自身はムラー氏の事務所が行った事情聴取に同席しなかったとしたものの、「特別検察官との協働は機密事項であり、僕は秘密にしなければならないものごとを公開の場で明らかにしたくない」とも付け加えた。
ムラー特別検察官の事務所は2月、2016年米大統領選に介入した罪でロシア人13人とロシア企業3社を正式起訴した。
起訴された3社のうち1社は「ロシアのインターネット荒らし農場」として引き合いに出されることもあるインターネット調査会社で、訴状は同社が「米国政治システムに不協和音の種をまくという戦略的目標」を持つとしている。
ザッカーバーグ氏は「僕たちのシステムや他のインターネットシステム、そして他のインターネット外のシステムを、自らの利益のために利用しようとすることを業務とするロシア人が存在する。僕たちもこの点において向上するよう投資する必要がある」と述べ、フェイスブックが現在、偽アカウントを特定するための新しいツールを開発しているとした。
公聴会でザッカーバーグ氏が他に語った内容は以下の通り――。
・「僕たちがこれらのツールの有害な使用を防ぐためにすべきことを十分にしなかったのはもはや明らかだ」
・ケンブリッジ・アナリティカがデータを削除したと、追加調査なしに信じたのは「今にして思えば明確な間違いだった」
フェイスブックが(データの)独占権を持つとは、ザッカーバーグ氏は「感じていない」
・無料版のフェイスブックはこれからも常に存在し続けるが、広告がない有料版の可能性は開かれ続けている
・ヘイトスピーチへの自動対応は「僕が満足できないような高いエラー率」を有する
・同氏はフェイスブックが政治的に偏向する可能性を個人的に心配している
・公聴会の最初の休憩までに、フェイスブックの株価は5%近く上昇した。市場が公聴会でのザッカーバーグ氏の対応を好感した。
(リンク先に続きあり)
(英語記事 Zuckerberg: Facebook is in 'arms race' with Russia)
https://ichef-1.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/14185/production/_100790328_hi046089092.jpg