プーチン政権、強く反発…米軍など対シリア攻撃
2018年04月14日 15時05分 読売新聞
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-20180414-50098/

 【モスクワ=畑武尊】米軍などが対シリア攻撃を実施したことについて、アサド政権の後ろ盾であるロシアのプーチン政権は強く反発した。
 アナトリー・アントノフ駐米大使は14日、声明を発表し、「我々はこのような行動が何も生み出さないと警告してきた。すべての責任は米英仏にある」と強く批判。「ロシアの(プーチン)大統領への侮辱は許せない」と述べた。
 ロシア外務省のザハロワ報道官は14日、自身のフェイスブックで、「シリアの国民は『イスラム国』の攻撃にさらされ、いまは米国の精密ミサイル攻撃を受けている」と米軍などによる攻撃を批判した。シリアにはロシア軍が駐留している。昨年4月の米軍の攻撃時にはロシアに事前通告があり、人的被害はなかった。米国は今回、使用空域をロシア側に通知していた。