中東シリアの東グータ地区で、アサド政権による化学兵器の使用が疑われる攻撃があった問題で、OPCW(=化学兵器禁止機関)は16日、シリアとロシアの許可がないため、調査団が現地に入れていないことを明らかにした。

OPCWによると、調査団はシリアのダマスカスに到着しているものの、シリアとロシアの政府関係者から安全上の問題が解決するまで現地に入れないと説明を受けたという。

また、代わりに目撃者22人をダマスカスに連れてくるので、話を聞くことができる、とシリア側から提案があったという。

これに対しイギリス側は、「現地を自由に調査することが必要不可欠だ」と批判している。

一方、ロシアメディアによると、ロシア側は国連による安全確認を実施した上で、調査団が18日には現地入りすると発表したという。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180417-00000003-nnn-int