アサド大統領のレジオン・ドヌール勲章剥奪へ フランスが手続き 化学兵器の責任追及
2018.4.17 14:17
https://www.sankei.com/world/news/180417/wor1804170027-n1.html

 フランスメディアによると、同国のマクロン大統領側近は16日、シリアのアサド大統領に授与したレジオン・ドヌール勲章を剥奪する手続きに入ったと明らかにした。フランスは14日、化学兵器で市民らを殺害したとして米英と共同でアサド政権の化学兵器関連施設を攻撃したばかり。剥奪により、化学兵器使用の責任を厳しく追及する姿勢を示した。
 勲章は、アサド氏が父ハフェズ・アサド前大統領の死去を受けて後継に就任した翌年の2001年に、フランスのシラク大統領(当時)が授与していた。
 レジオン・ドヌールはナポレオンが創設。外国人も含め、功績のあった軍人や民間人に与えられる。