http://sp.yomiuri.co.jp/science/20180418-OYT1T50028.html

 性感染症の梅毒について、厚生労働省は、医療機関から保健所への届け出内容を変更し、性風俗への従事歴や利用歴、妊娠の有無といった項目を新たに加える案をまとめた。

 同省の専門家委員会が17日、了承した。

 日本では昨年、44年ぶりに梅毒感染者が5000人を超えたが、感染経路の実態は把握できていない。世界的には、男性の同性愛者や性風俗に関わる職業の女性に広がっているとされ、感染者の詳しい状況を把握し、感染の傾向を見極める考えだ。母親から胎児に感染する先天梅毒の適切な治療につなげる狙いもある。