https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180418-00050054-yom-int

トランプ氏は17日の日米首脳会談で、米朝首脳会談に関して「北朝鮮と極めて高いレベルで直接協議を既に行っている」と語った。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)など米メディアによると、協議を担ったのは次期国務長官に指名されている
ポンペオ中央情報局(CIA)長官で、数週間前に秘密裏に訪朝し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した。
水面下での調整が大きく進展していることを示すものだ。

ホワイトハウス高官は「協議は最高レベルで実施した」としている。米高官と北朝鮮最高指導者との会談は、
2000年にオルブライト国務長官(当時)が訪朝して以来となる。

同紙によると、正恩氏は3月30日〜4月1日頃に実施されたポンペオ氏との会談で、米側と非核化の可能性について
協議する意思を示したという。ポンペオ氏はトランプ氏の信頼が非常に厚く、米朝首脳会談に向けた調整にあたってきた。

日米首脳会談で、トランプ氏は、米朝首脳会談の開催場所が米国外の「5か所」に絞り込まれていることも明らかにした。

トランプ氏は「(韓国と北朝鮮が)朝鮮戦争の終戦について議論することに賛同している。今それを議論する時が来た」とも表明し、
朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦実現に意欲を示した。発言は、4月27日に予定される南北首脳会談の結果次第で、
朝鮮戦争の終戦宣言や平和協定締結に向けて米朝が協議する用意があることを強く示唆したものだ。