読売新聞 2018年04月18日 15時26分

岡山県を中心に路線バスを運行する「両備グループ」(岡山市)は17日、
運賃の安い他社の新規参入を認めたのは、手続きに不備があり違法として、国土交通省に対して認可取り消しを求め、東京地裁に提訴した。

国交省は2月、JR岡山駅と岡山市東部を結ぶ路線と重複する区間に、八晃運輸(岡山市)が参入するのを認めた。運賃は両備に比べて3〜5割安い。
道路運送法では、国は認可に際し、適正価格であるかどうかを審査すると定めており、
両備は「適正価格の原則に反しており違法。認可の前提となるバス停周辺の地権者からの承諾も一部で得ていない」と主張している。

国交省中国運輸局は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。

また、傘下2社の労組も「会社は参入に断固反対すべきだ」として、27日に路線バス(一部を除く)と路面電車で終日ストライキを実施するとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180418-OYT1T50016.html