4月18日 21時07分

漫画やアニメなどの創作活動を支援する超党派の議員連盟は国会内で会合を開き、漫画などに関する資料を保管し、
情報発信を行う「メディア芸術ナショナルセンター」を整備するための法案をまとめ、今の国会に提出する方針を確認しました。

議員連盟がまとめた法案によりますと、漫画やアニメ、ゲームなどの産業で国際競争力を強化することは経済の活性化にもつながるとして、
その拠点となる「メディア芸術ナショナルセンター」を整備するとしています。

センターでは、漫画やアニメ、コンピューターゲームなどに関する資料を収集して保管するほか、資料の展示やイベントの実施などの情報発信も行うとしています。
国立国会図書館の分館としての機能も持たせ、国会図書館にある漫画やアニメに関する資料を一元的に保管し、来場者が閲覧できるようにします。

センターの運営は文部科学大臣が指定する営利を目的としない法人が担うとしています。

議員連盟の会長を務める古屋圭司衆議院議院運営委員長は「早く法案を成立させ、速やかなセンターの実現に向けてプロセスを前に進めていきたい」と述べ、
この法案を今の国会に提出する方針を確認しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180418/k10011408631000.html