◆【彦根警察官射殺】県警に抗議電話640件 半数は「拳銃は何のために与えられているのか」

滋賀県彦根市の交番で上司の井本光巡査部長(41)を射殺したとして、殺人容疑で巡査の男(19)が逮捕された事件で、抗議などの電話が17日午前8時半時点で計640件寄せられていると県警が18日、明らかにした。
約半数は「拳銃は何のために与えられているのか」といった内容という。

県警によると、電話は11日の事件発生以降、彦根署や監察官室、警察学校にあり、若手の教育に関する意見、再発防止、被害者遺族への対応や激励が含まれていた。
「警察官が警察官を撃ってどうする」「税金で働いているのに何している」といった抗議がある一方で「教育を徹底してほしい」という意見も2割あった。

監察官室の担当者は「こうした声を受け止め今後の組織運営に役立てたい」と話した。
事件があった彦根市の「河瀬駅前交番」は閉鎖していたが、19日朝から6人態勢で業務を再開する。事件前は8人態勢だった。

写真:事件が起きた河瀬駅前交番=12日午前、滋賀県彦根市
http://www.sankei.com/images/news/180418/wst1804180039-p1.jpg

産経WEST 2018.4.18 12:15
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