客に見積りを大きく超える代金を請求したとして、裁判所が、奈良県の「便利屋」に約90万円の支払いを命じていたことがわかりました。

奈良や大阪に住む男女5人は、奈良県大和郡山市の「便利屋」に、飼い猫の捕獲や鳩の巣の駆除などを依頼しました。いずれのケースも作業が終わった後、見積もりの2倍から30倍の代金を支払わされました。

5人は、「便利屋」が代金を誤認させたとして、見積もり額との差額や慰謝料などを求め、おととし提訴していました。奈良簡裁は先月の判決で、「便利屋」が十分な説明をしないまま作業し、大声で怒鳴ったり、家に居座ったりするなどして、過大な金額を支払わせたことを認め、5人に約90万円の支払いを命じました。便利屋側は、16日に全額を支払ったということです。

原告代理人の深水麻里弁護士は「『便利屋』は需要がある一方、こうした被害事例も増えており、業者を選ぶ際には気をつけてほしい」と話しています。

4/18(水) 1:20
ABCテレビ
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