毒持つアカカミアリ 県内初確認

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180419/1010002907.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

毒を持つ外来種のアリ「アカカミアリ」が、今月、長野県内で初めて長野市の住宅で確認されました。
すでに駆除していて人が刺されるなどの被害はないということですが、環境省などは、
特徴が似たアリを見つけた場合は絶対に素手では触らず、自治体などに連絡するよう呼びかけています。

これは19日、環境省と長野県、長野市が記者会見で明らかにしました。
それによりますと、今月14日、長野市青木島の住宅のリビングで衰弱したアリ1匹が見つかり、
色や大きさがふだん見かけるアリとは違うと感じた住人が長野市に届け出ました。

その後、環境省が専門家に依頼して調べた結果、18日、毒を持つ外来種の「アカカミアリ」と確認されました。
すでに駆除していて、人が刺されるなどの被害はないということです。

環境省などによりますと、アカカミアリが長野県内で見つかったのは初めてで、
港のコンテナなどではなく、内陸部の住宅で見つかったのも本州では初めてだということです。

見つかったアカカミアリは体長およそ7ミリで羽のない女王アリと見られますが、
住宅の周辺ではほかにアカカミアリと疑われるアリは見つかっていないということです。
こうした状況からアカカミアリが定着している可能性は低く、輸入品などに
紛れ込んでいた可能性があるということです。

アカカミアリは「ヒアリ」に比べて毒性は低いとされていますが、
刺されると激しい痛みがあり強いアレルギー症状を起こすこともあるため、
環境省などは、特徴が似たアリを見つけた場合は絶対に素手では触らず、
自治体などに連絡するよう呼びかけています。

04/19 16:26