江戸時代に「着倒れ」の街と称された千年の都・京都。明治維新から150年たった現在の京都が実は、「食い倒れ」の街として進化を遂げている。国内主要都市で全国一の消費支出額を誇る牛肉を筆頭に、パンやコーヒー、スイーツ−とこの春も新たな出店や取り組みが相次ぐ。食い倒れの街の元祖・大阪に勝るとも劣らない現在の京都。食を通じて観光客の関心をさらに引き付けることになりそうだ。(西川博明)

「京都牛」ブランド化

「あまり消費者には知られていないが、神戸牛などの有名な牛肉よりも肉質が素晴らしいと評価された」

京都府の山田啓二知事は3月13日、京都市内の外食店で開いた府産牛肉の試食会で「京都牛」をアピールした。京都牛は他府県産の牛肉と比べ、口どけが良くあっさりした脂肪分を持つ味わいが特徴だ。

山田知事がこれだけ力を入れるのは理由がある。昨年9月、仙台市で開かれた5年に1度の全国和牛コンテストで、京都牛が肉質を争う部門の2位を受賞。新たなブランド肉として「京都牛」を売り込むチャンスが到来したのだ。

京都府は早速手を打つ。3月21日から4月15日までの期間限定で、同部門1位の鹿児島県と共同で、両府県産の牛肉を一緒に味わえるイベント「肉の饗宴(きょうえん)フェア」を開催。京都、鹿児島、東京、大阪4都府県にある14店が特別メニューを出し、消費者に魅力を知ってもらう狙いだ。



長いので続きはソースで
産経WEST 2018.4.21 06:00
http://www.sankei.com/west/news/180421/wst1804210002-n1.html