受刑者逃走 警察犬増やして捜索も手がかり発見できず
4月21日 19時03分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180421/k10011412841000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180421/K10011412841_1804211917_1804211918_01_02.jpg

愛媛県今治市の刑務所から受刑者が逃走した事件で、警察は２１日、これまでよりも警察犬を増やして広島県尾道市の島を捜索しましたが、有力な手がかりは得られず、２２日も捜索を続けることにしています。

盗みなどの罪で服役中だった平尾龍磨受刑者（２７）は今月８日、愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から逃走しました。

潜伏していると見られる広島県尾道市の向島では、住宅などから現金や衣類などが盗まれる被害が７件相次ぎ、現場やその周辺で平尾受刑者の指紋とＤＮＡが検出されています。

警察は２１日、これまで数頭だった警察犬を１６頭に増やし、平尾受刑者の靴から採取した臭いをかがせたあと空き家の多い住宅地などで捜索を行いましたが、有力な手がかりはなく行方はわかっていません。

逃走から２２日で２週間となり、これまでに動員した警察官はのべ１万人以上に上ります。

「不審な男を見た」などの通報は２０日までに２９４件寄せられたということで、警察は２２日も空き家や山林などの捜索を行い、身柄の確保を急ぐことにしています。

また、２２日は地元の消防団から３００人余りが出て空き家を調べることにしています。