置賜農業高の女子生徒でつくる「豆ガールズ」が、地元・川西町特産の紅大豆と県産米つや姫を使ったジェラート「百恋(ひゃっこい)」を開発した。町内できょう20日に発売する。

 豆ガールズは2014年度から、紅大豆のPRや6次産業化の研究などに取り組んでいる。今年3月には今春の卒業生が中心になり開発した「紅大豆キーマカレー」を発売。ジェラートは商品化第2弾となる。

 ジェラート開発の中心は現3年生の11人。昨春、高校生が地域課題解決策を発表する全国大会に出場し、宮城県代表が開発したジェラートを見て刺激を受けた。同県名取市の尚絅学院大で指導を受けるとともに、昨年6月から名取のジェラート店との共同開発に取り組んできた。

 ジェラートのベースはミルク味で、ゆでた紅大豆と硬めに炊いたつや姫をそのまま入れた。豆や米の食感と風味を楽しめるように量のバランスを調整した。


 名前の「百恋」は、8年前から同校で作っている冷たい大福の商品名から取った。「冷たい」という意味に加え、紅大豆とつや姫のコラボレーションを「恋」になぞらえた。昨年12月に商標も登録している。

 紅大豆とつや姫は町内産だが、将来は牛乳も含めた原材料を全て同校産にしたい考えだ。リーダーの3年新野咲さん(17)は「町や学校のPRにつながるもので、おいしいと言ってもらえればうれしい」と話している。

 110グラム入り1個420円。20日から町内の産直施設かわにし森のマルシェ、かわにし豆の駅ぼ〜ので販売する。

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