米国オクラホマ州のコーチビルダー、クラシック・リクリエーションズ(CR)は、シェルビーから認可を受けてクラシックなシェルビー・マスタングのボディに現代の駆動系やシャシーを組み合わせた復刻モデルを作り続けている。そのCRが今度はフォードから正式に認可を受け、1969〜1970年スタイルのモデルを新たに製作すると発表した。今回復刻生産されるのはフォード「マスタング BOSS 302」、「マスタング BOSS 429」、「マスタング マック1」の3車種。これらもシェルビー・マスタングと同様、単なるレプリカではなく、メーカーから"継続生産車"(continuation cars)の認定を受ける。

これらのクルマはいずれも1969〜1970年に生産されたオリジナルのボディか、あるいはフォードからライセンスを受けて再生産されている新品のボディシェルを使い、電子制御を導入した最新型のエンジンが搭載される。BOSS 302は、2018年型フォード「マスタング GT」に搭載されている302キュービック・インチ(5.0リッター)32バルブの「コヨーテ」V8エンジンか、または363キュービック・インチ(6.0リッター)にストロークアップしたエンジンから選べる。マック1ではCRが提供可能なあらゆるエンジンを選択することができ、新型2.3リッター直列4気筒ターボ「エコブースト」エンジンも含まれるそうだ。BOSS 429はカスタムメイドの7.0リッターV8に最新のバルブトレインや燃料噴射装置を組み合わせたものが搭載されるという。

これらの3台は11月にネバダ州ラスベガスで開催されるSEMAショーでデビュー予定となっている。価格は発表されていないが、関心のある方はCRに直接問い合わせてみてほしい。

2018年04月22日 11時00分
https://jp.autoblog.com/2018/04/21/ford-mustang-boss-302-429-mach1-classic-recreations/

マスタング BOSS 302
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