人口10万人当たりの飲酒運転による交通事故の発生件数は、山梨県は1〜3月に1・81件で、全国ワースト1位となった。

 昨年1年間の発生件数もワースト1位だったため、県警は飲酒運転を摘発する検問などを強化しているが、深刻な状況が続いている。

 県警交通企画課によると、県内で1〜3月、飲酒して乗用車や原付きバイクなどを運転したドライバーによる事故は15件。人口10万人当たりの発生件数は1・81件で、全国平均の0・66件を大きく上回った。

 昨年1年間の発生件数は人口10万人当たり6・59件で、全国平均2・82件の2倍以上となり、全国ワースト1位。記録が残る2012年以降では、12〜14年は3位、15年は2位、16年は4位と、6年連続でワースト4位以内となっている。

 県警交通企画課の担当者は「取り締まりをさらに強化するほか、飲酒運転の危険性を訴えることで、飲酒運転を根絶する意識を高めていきたい」と話している。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180426-OYT1T50057.html