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4月26日 18時11分
LCC=格安航空会社専用として使われている成田空港の第3ターミナルが、利用者の増加に伴う混雑を緩和するため、4年後をめどに、現在の2倍の利用者に対応できる規模に拡張されることになりました。

成田空港の第3ターミナルは、3年前の開業以来、新規就航や増便が相次いだことなどから、利用者が毎年およそ1割ずつ増加し、昨年度の年間利用者数はおよそ765万人となりました。

一方で、ピークの時間帯は搭乗手続きカウンターや保安検査場が混雑することが課題となっています。

このため、成田空港会社は、混雑の緩和とLCCのさらなる誘致を進めるため、年間の利用者数が現在のおよそ2倍にあたる1500万人に対応できる規模にターミナルを拡張することにしました。

具体的には、第3ターミナルの南側にある貨物ビルを移転させて、広さ1万平方メートルの土地を確保するとしています。

成田空港会社は、4年後の2022年春の完成を目指して、今後、具体的な施設の整備について航空会社と協議していくことにしています。

成田空港会社の夏目誠社長は「LCCが当初の予測以上に需要を取り込んで成長している。利便性を高めるためにしっかりと対策を進めていきたい」と話していました。