0001みつを ★
2018/04/29(日) 05:24:46.37ID:CAP_USER9【 2018年04月27日 17時00分 】
大津で描かれた民俗絵画「大津絵」のミニ企画展が、大津市御陵町の市歴史博物館で開かれている。資料40点から江戸期に庶民の土産物として人気を博した風刺画を紹介する。
大津市追分町付近で作られた大津絵は江戸初期に仏画として誕生。動物や鬼を擬人化して滑稽に描き、東海道の旅人の土産や護符として重宝された。
会場では館収蔵品から世相を知らせる絵画を展示。最も有名な「鬼念仏(おにのねんぶつ)」は、僧の身なりで布施を請う鬼で、形だけの善行を積む偽善を表現する。平安後期の武将「為朝」は天然痘よけの護符として描かれた。
他にも大津絵の代表的な画題「藤娘」や「鍾馗」「外法(げほう)の梯子剃(はしごぞ)り」なども。絵が描かれた様子を伝える資料もあり、歴史やエピソードなどを伝える。
博物館は「現代のアニメや漫画に通じる造形で、最古のゆるキャラとも言える。愛らしい姿を見てほしい」としている。
5月20日まで。5月1、7、14各日は休館。有料。
シンボル的な「鬼念仏」(手前)などが並ぶ大津絵の展示=大津市御陵町・市歴史博物館
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