県内でも感染 中北保健所管内、50代男性/山梨
毎日新聞2018年4月30日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20180430/ddl/k19/040/071000c

 県は29日、中北保健所管内の医療機関に入院中の50代の男性が麻疹(はしか)に感染したと発表した。発症後の接触者の特定はできており、県は「拡大の危険は少ないと考えている」としているが、感染ルートは確認できていないという。

 県健康増進課によると、男性は別の疾患で入院中の4月23日に発症。はしかの予防接種歴はなかった。今年3月以降、感染が広がっている沖縄県や愛知県へ行っておらず、海外渡航歴もないという。
 はしかは空気感染で広がり、約10日間の潜伏期間後に高熱や発疹、せきなどの症状が出る。感染力は強いとされるが、県によると、男性のケースは症状が軽いため感染力も弱いとみられるという。【野呂賢治】