2日午後9時25分ごろ、東京都荒川区西日暮里6の路上で、警視庁の30代の男性巡査長が手配中の軽ワゴン車を発見して近づいたところ、運転席にいた男に刃物で切りつけられた。同乗者の男性も男に腹を刺されており、荒川署は男を同乗者への殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。男は自分の腹も刺していた。3人とも病院に搬送された。

同署によると、警察官は、男が同乗者を刺していたところを止めに入った際に手の甲を切りつけられたとみられ、軽傷を負った。後部座席には2歳くらいの男児が乗っていたが無事だった。逮捕された男は50代で外国人の可能性があるという。

 現場はJR西日暮里駅から北に約400メートルの住宅街。事件を目撃した近所の女性(79)によると、車は中央分離帯にぶつかって止まっていた。警察官が「動くな」と言いながら車の運転席から、血まみれの男を引きずり下ろしていたという。女性は「子どもが泣き叫ぶ声も聞こえた」とおびえた様子で話した。【春増翔太、山本佳孝、森健太郎】

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