岐阜県羽島市は1日、同市下中町石田の市南部学校給食センター内に野鳥が侵入した、と発表した。衛生面を考慮し、この日は配食予定だった市内の小中学校など6校計2533食分の給食の調理を中止し、レトルトメニューに切り替えて配送した。

 市によると、同センターの調理員が同日朝、調理室内の床11カ所に鳥のふんを確認。隣接する食器の洗浄室に茶色でハト程度の大きさの鳥1羽がいるのを発見した。市教委と岐阜保健所に報告後、窓から鳥を外へ逃がした。鳥は、最後に調理業務を行った先月27日までに、給食や食器の運搬トラックが出入りするシャッターから侵入したとみられるという。

 調理中止に伴い、市は市外業者からレトルトカレーを調達。市北部学校給食センターが各校に配送したが、給食の提供が最大30分遅れた。ご飯と牛乳は通常通り別業者が届けた。

 市は2日も引き続き調理を中止する方針を決め、弁当を持参するよう保護者に依頼した。業者による施設内の洗浄作業を行い、再発防止策を講じた上で、早期の調理再開を目指す。

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