http://www.afpbb.com/articles/-/3173703?act=all

動物虐待の訴えに対する南アフリカ モヘア業界の回答

AsiaNet 73413
ポートエリザベス(南アフリカ)、2018年5月7日/PRニュースワイヤー/ --

2018年5月2日に発表されたアンゴラヤギの虐待の報告書に、南アフリカのモヘア業界は衝撃を受けています。我々はこの報告書を極めて深刻にとらえ、最緊急課題として扱っています。

報告書と添付の映像の多くが南アフリカのモヘア産業の実態を正しく伝えたものではないと考えますが、その報告書のなかで懸念される別の問題が提起されたため、モヘア南アフリカ協会はこれらの問題に直接かつ迅速に対処すべく調査を開始しました。

過去10年間、当業界は持続可能な生産システム導入のため細心の注意を払っており、今年始めの時点で第三者の監査を受けています。これら第三者による監査は今後、動物保護団体の協力で拡張、実施されます。

調査が終了し、持続可能な業界ガイドライン(Sustainable Industry Guidelines)に違反した人物が特定されれば、罰則処置が取られ、その人々は動物保護法(Animal Protection Act)に関する法的措置を受けることになります。

アンゴラヤギは繊維を取るために飼育されており、各モヘア農家の重要な生計手段であるため、故意に傷つけられることはありません。結局のところアンゴラヤギの扱いが農家の収入と持続可能性を決定づけるからです。

我々業界は、動物(アンゴラヤギ)、繊維(モヘア)、およびモヘア業界で生計を立てている3万人のひとりひとりに対し熱意を持っています。南アフリカの生産者およびこの素晴らしい業界の情熱と献身、それらが国際社会が広く認められるものとして示したいと考えます。

また調査の段階では、今回の問題に関与したとされるアンゴラヤギ農場で生産されたモヘア原毛は保留され、監査で業界ガイドラインに即していることが確認されるまで競売にモヘア原毛を出すことが拒否されます。

モヘア南アフリカ協会マネージングディレクター
(Managing Director - Mohair South Africa)
デオン・サーマン(Deon Saayman)

http://www.mohair.co.za
情報源:モヘア南アフリカ協会