民進党と希望の党が合流した新党「国民民主党」の結党大会が7日、開かれた。昨秋の衆院選前に分裂した両党が支持率低迷にあえぎ、迷走に迷走を重ねた末の再結集で、新党参加を見送った議員からは「支持率0%(に近い)同士がくっついても、0%でしかない」と厳しい声が上がった。

 「それぞれ個別事情、選挙事情を抱えており、コメントすべきことではない」。この日の記者会見で国民民主の共同代表に就任した大塚耕平氏は、新党結成までに多くの離脱者が出た理由を問われると、露骨に不満をあらわにした。

 新党をめぐっては、昨年10月の衆院選直前に東京都の小池百合子知事が希望を設立。民進は「合流」を決めたが、安全保障、憲法などの主要政策が一致しなければ「排除する」との小池氏の発言を機に、枝野幸男代表代行(当時)が立憲民主党を結成、一部が合流して民進は3分裂した。

 その後、世論調査によっては民進や希望の政党支持率が0%台や1%台に低迷する中、両党は躍進した立民に再合流に向け秋波を送るなど迷走は続き、今回の合流では不満を持つ議員らが事前に多数離脱。希望、民進は結局、四分五裂する形となった。

 政治評論家の有馬晴海氏は「考え方が違うと分裂したのに、選挙のために合流せざるを得なかったということ。国民から見てもおかしいし、理解できない。今後、(新党の)支持率が上がらなかったら、また分裂するだろう」と指摘した。

2018.5.7 22:13
産経ニュース
https://www.sankei.com/politics/news/180507/plt1805070030-n1.html

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