>>257
元々日本の国会には他の議院内閣制を採用している国よりも、かなり強い権限がある。

しかし、それを国会から自民党が取り上げてしまったので、
どうしても野党は、と言うか、日本の国会は政局争いの場になりやすい。

*自民党は国会から法案を審議する権限などを取り上げた。
そのこと自体、日本の国会や国政上、大きな問題だが、
かつては派閥や党組織などが有効に機能していて、
自民党の党内で、時に乱闘もあるぐらい法案の審議をしていたので、
その段階で一応法案のチェックが働いていた。

*しかし、第二次安倍政権以降、
官僚やマスコミのみならず、
自民党内まで安倍首相、官邸や秘書官など政権中枢は、選挙と金で締め付けた。

そのため、自民党の議員は、安倍首相や官邸中枢の人たちの顔色ばかり見るようになり、
イエスマンが増えて多くなり、
彼らが党内を跋扈するようになって来た。

それで自民党内で激しい議論や法案の審議は行われなくなり、
自民党内部でさえ、法案のチェックが出来なくなってしまったんだよね。

そのことで、国会は形骸化し、自民党の議員も官僚と同様に劣化の一途を辿っているよね。