http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180507/4507891.html

05月07日 20時17分
奈良県川西町に本社がある自動車部品メーカーが、15年間にわたり、一部の製品で中国製の部品を使っていたのに、自社製の部品を使っているとデータを書き換えて出荷していたことがわかりました。

データの書き換えを行っていたのは、奈良県川西町に本社がある自動車部品メーカー、GMBです。

会社によりますと自動車の車輪などに動力を伝える「ユニバーサルジョイント」と呼ばれる製品の一部について、実際には中国製の部品を使っていたのに、工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格に適合した自社製の部品を使っているとデータを書き換えていたということです。

ことし3月に行われた内部監査で問題が明らかになり調べたところ、書き換えは15年にわたって行われていたということです。

この部品は国内外にある21の自動車部品メーカーに出荷されていたということですが、GMBによりますと品質や安全性への問題は確認されていないということです。
GMBは「大変遺憾で深く反省するとともに、お客様や関係者に多大なご迷惑をおかけし、深くおわびします」と陳謝したうえで、今月10日に予定していた3月期決算の発表の延期を決めました。