7日夜、新潟市のJR越後線の線路内で、小学2年生の女の子の遺体が見つかった事件で、女の子は電車にはねられる前に首を絞められるなどして殺害された疑いがあることがわかりました。警察は、殺人や遺体を遺棄した疑いで捜査本部を設置し、捜査を進めています。

7日午後10時半ごろ、新潟市西区青山水道のJR越後線の線路内で、女の子が新発田駅発、内野駅行きの普通電車にはねられたあと、死亡が確認されました。

警察が女の子の身元の確認を進めたところ、7日夕方から行方がわからなくなっていた、新潟市西区に住む小学2年生の大桃珠生さん(7)とわかりました。

電車の運転士は「線路脇に人が横たわっているのが見えて急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話していて、警察は、不自然な点があることなどから遺体の状況を詳しく調べたところ、死因は窒息死で、電車にはねられる前に首を絞められるなどして殺害されていた疑いがあることがわかったということです。

警察は、殺人や遺体を遺棄した疑いで捜査本部を設置し、捜査を進めています。女の子は、7日午後3時すぎに小学校を下校しましたが、その後、1時間ほどたっても帰宅しておらず、警察は、この時間帯に女の子や不審者の目撃情報などがないか捜査を進めています。

■現場には女児の衣服やスニーカー

警察の会見によりますと、女の子が見つかった現場周辺には、女の子が学校に登校したときの衣服やスニーカーなどが残されていたということです。

■下校時の服装は

警察の会見によりますと、女の子は、身長はおよそ1メートル20センチで、当時、ピンク色のジャンパーに水色のトレーナー、それに、グレーのズボンを履き、キャラメル色のランドセルとピンク色の傘を持っていたということです。女の子は、髪の毛を2つに結んでいたということです。

■女の子の遺体発見までの経緯

警察の記者会見によりますと、死亡した小学2年生の7歳の女の子の母親から7日午後5時すぎ、「午後3時すぎに学校を出たはずの娘が帰ってこないと」と警察に届け出があったということです。

そして、午後10時40分すぎ、JRからJR越後線で人身事故発生との110番通報を受けて確認したところ、線路上で女の子の遺体を発見したということです。

警察は記者会見で、「下校してからの女の子の詳しい行動は捜査中だが、午後3時すぎに友人と歩いている姿が目撃されている」と述べました。

5月8日 19時20分
NHK NEWS WEB
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