県教委は8日、教材費などが振り込まれた学校の口座などから計約271万円を着服したとして、
高根沢町内の小学校事務職員の男(32)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
全額が返金されたとして、刑事告発しないという。監督責任を怠ったとして、当時の前校長(58)を減給10分の1(5カ月)の懲戒処分とした。

県教委によると、男は2017年5月〜18年3月、保護者から教材費や修学旅行費などが
振り込まれた代表口座から別口座への資金移動を装い、約10回に渡り不正な引き出しをして着服した。

男は「カードローンの返済や生活費などに充てた」と話しているという。
3月27日、業者から教材費未納の連絡を受けた教頭が、金銭の管理を行っていた男に確認したところ着服を認めた。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20180509/3050368