>>1

人手不足は、低賃金が問題なだけじゃない。
低賃金のまま、仕事のハードルを上げてるのも原因の一つ。

介護現場での仕事のハードルを上げているのは、
現場の現実無視して、【理想の介護】を厚労省に意見を発信している団体。

勝手に動き回る認知症の老人に、
「危ないから動いちゃダメ」と言う事さえ禁止する、
『スピーチロック』なんてものを言い出したのは、その最たる例。

「こんな低い給料で、そこまでやらなきゃいけないなんて割が合わない」・・・と、人が辞めて行く。
人が辞めれば、現場がまわらなくなる。
新しく人を補充しても、現場での職業訓練をやる余裕がない。

「空気読みなよ!」「ちゃんと見て覚えて!」「いちいち言わなくても、それくらい分かるでしょ!」
ベテランも新人も、どちらもストレスを抱えながら、老人達の対応しなければならなくなる。

そのうえ、老人達からの暴力や暴言にも泣き寝入り。
職員の人権が全く無い状態で、老人の人権だけは手厚く守られる。
引っかかれたりかみつかれたりして傷の跡が残っても、なんの補償もない。

介護にやる気をもってた人でも、どんどん辞めて他業種へ流れる。
残るは、この業界でしか通用しないような性格が悪いお局様(オバさんヘルパー:オバヘル)達。

何よりも、最終的に割を食うのは、【理想の介護】と真逆の介護を受ける老人達だ。
(このまま何も変わらなければ、これを読んでいるあなたの親も、将来のあなたも含まれる)

厚労省は、現場の職員達の声を直接拾うべき。

そして、卑しくもジャーナリストの端くれであるマスコミは、介護現場をしっっっかり取材しろ。
その道のお偉いサンや施設長などから話を聞いた程度で取材した気になるな!
介護問題は誰にでも降りかかるのに、なぜちゃんと取材して大々的に報道しないのか、不思議でならない。