伊賀市次長を逮捕 運転免許証偽造の疑い
毎日新聞2018年5月10日 00時14分(最終更新 5月10日 03時18分)
https://mainichi.jp/articles/20180510/k00/00m/040/157000c

 運転免許証を偽造し公用車を運転したとして、三重県警は9日、同県伊賀市財務部次長、入本理(いりもと・さとし)容疑者(55)=同市三田=を有印公文書偽造と道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕した。県警は同日、伊賀市役所を捜索した。

 逮捕容疑は市スポーツ振興課に勤務していた2014年ごろに職場で、原付きバイクのみ許された自分の運転免許証の種類欄に「中型」と書かれた紙を貼り付け、車の免許もあるように偽造し、今年2月13日午前9時25分ごろ、同市緑ケ丘東町の市道で無免許のまま公用車の普通貨物車を運転したとしている。
 容疑について無免許運転は認め、免許証偽造に関しては「遊び心で貼った」と供述しているという。
 捜査関係者によると、入本容疑者は1999年に普通自動車の免許が失効し、07年に原付きバイクのみ免許を取り直していた。今年4月1日、免許証更新で津市の三重県運転免許センターを訪れた際、職員が免許証の細工に気付いた。県警は市役所の捜索で押収した運転日誌から、公用車の無免許運転が裏付けられたとしており、逮捕容疑以外にも無免許で公用車を運転していたとみて調べる。【森田采花、大西康裕】