中学校校長室の金庫から現金23万円紛失 職員らが補填
5/10(木) 10:28配信

青森県三八地域の公立中で2016年11月、校長室の金庫から現金23万6328円がなくなっていたことが9日、
青森県教委への取材で分かった。現金は保護者から徴収した教材費などに充てる費用で、
同校は警察に被害届を提出し、職員らが既に補填(ほてん)した。
県教委は学校名を明らかにしていないが、関係者によると、学校は新郷村立新郷中。

県教委教職員課によると、同年11月初旬、同校の職員が業者への支払いのため、
金庫の鍵を借りようとしたところ、鍵がなくなっていた。
鍵は教頭の机の引き出しに保管されていたが、引き出しは常に無施錠状態だった。

同月中旬に専門の業者が金庫を解錠、ほぼ小銭しか残っていなかった。
同校はその場で警察に被害届を提出。
警察による教職員への聞き取りなどが行われたが、現金の行方は分かっていない。

金庫は鍵のほか、ダイヤルキーも付いており、教職員らは番号を共有し誰でも開けられる状態だったという。
現在は新しい鍵が取り付けられている。

管理体制に不備があったとして、地元の教育委員会は今年3月15日付で教頭を口頭訓告、
同28日付で校長を文書訓告の処分とした。

教職員課は「今後、未然防止のために現金の取り扱いの徹底を図りたい」と指導を強化する考え。
また、村教委は取材に対し、「教育長が不在のためコメントできない」としている。

5/10(木) 10:28配信 デーリー東北新聞社
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