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5月10日 13時05分
3日前、新潟市のJRの線路内で小学生の女の子の遺体が見つかった事件で、遺体には首のほかに口にも押さえつけられたような痕があることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、何者かが女の子を連れ去った後、騒がれないように口を塞ぐなどした疑いもあるとみて調べています。

今月7日の午後10時半ごろ、新潟市西区のJR越後線の線路内で、近くに住む小学2年生、大桃珠生さん(7歳)が遺体で見つかり、警察は電車にはねられる前に殺害された疑いがあるとみて捜査しています。

これまでの調べで、死因は窒息死と分かっていますが、その後の調べで、遺体には首のほかに口にも押さえつけられたような痕があることが捜査関係者への取材でわかりました。

警察は何者かが女の子を連れ去った後、騒がれないように口を塞いだり、首を絞めたりした疑いもあるとみて調べています。

大桃さんは、事件当日、下校途中で友達と別れた後、自宅まで数百メートルの人通りの少ない線路脇の道を1人で歩いていて連れ去られたとみられ、警察は、別の場所で殺害され、線路内に遺棄されたとみて捜査を進めています。

ボランティアに見守られ集団登校

亡くなった大桃さんが通っていた新潟市の小針小学校では、時折、雨が強まる中、10日午前7時半ごろから子どもたちが保護者と一緒に歩いたり、車で送ってもらったりしながら集団で登校しました。通学路には、地元のボランティアの人たちが立って、子どもたちに「おはよう」などと声をかけながら、登校を見守っていました。

ボランティアの廣澤晃隆さん(53)は「事件に憤りを感じます。今まで元気にあいさつしてくれていたのにびくびくするようになった子もいます。これからも子どもたちに声かけをして見守っていきたい」と話していました。

また事件当日、大桃さんが友達と別れた踏切付近の見守りについては「以前はスタッフがいましたが、今はおらず、見守りが手薄になっていました。踏切の辺りは閑静な住宅街で特に危ないという印象はありませんでした」と話していました。

小学1年生の孫を学校に送った60代の男性は、「孫からは『怖い』という話も聞きます。早く犯人が捕まり、日常生活に戻ってほしい」と話していました。
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