追加の調査は、個人向けの融資業務に関わった約500人の行員を対象に記名のアンケート形式で実施。
預金通帳や年収を示す源泉徴収票など、借り入れ希望者の信用力を確認する書類の
改ざんを知りながら融資を実行したと答えた行員がいた。その回答は数十人規模にのぼったようだ。
 
さらに、融資実行の見返りに金銭などを販売業者から得る「キックバック」や、
業者の接待を自ら受け、または受けた同僚を知っているとの回答も複数あったとみられる。
書類の改ざんを黙認した融資は、私文書偽造ほう助などの罪になる可能性もある。