海外で販売するオカモトのコンドーム
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ゴム製品大手のオカモトは、中国での同社製コンドームの模倣品の排除に頭を悩ませる。岡本良幸社長は「これといった対策の決め手がない。雨後のたけのこのように偽物が出てくる」と嘆く。中国ではパッケージを模倣し、中に劣悪な製品を入れたものが出回っているという。外観は社員でも区別できず、開封するしかない。製造者を突き止めようとしても、ほとんどが実態のない会社だという。

コンドームの海外販売は、2018年3月期で中国を中心に15億円増えた。中国では都市部以外での販売拡大を視野に4月から製造を始めた。岡本社長は「偽物はある意味で有名税。逆説的に『オカモト』が品質の証しになっている」。

2018年5月11日19時41分
朝日新聞デジタル
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