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千葉県市原市田淵の地層「千葉セクション」を中期更新世(77万年前〜12万6000年前)の代表地層とし、
この時代を「チバニアン」(ラテン語で千葉時代)と命名するかどうかを決める国際学会の審査が4月から中断している。
申請した研究チームとは別の国内団体からデータへの異議が寄せられたためだが、研究チームは「事実無根」と反論。
正当性を訴える文書を近く国際学会に出し、審査継続を求める。

千葉セクションには、最後の地磁気逆転の証拠が残る。茨城大や国立極地研究所などの研究チームは昨年6月、
46億年の地球の歴史を115に区分した地質時代のうち、中期更新世を代表する地層とするよう
国際地質科学連合に申請した。
イタリアの2カ所も名乗りを上げたが、同連合の作業部会は昨年11月、千葉に軍配を上げた。
このまま同連合が認めれば、この時代はチバニアンと命名される。

ところが関係者によると、研究チームとは別の地質学者らで作る「古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会」
(同県香取市)が今年4月、「(地磁気逆転の根拠に)約2キロ先の別の地層のデータを使っており、捏造(ねつぞう)だ」
などと主張するメールを同連合やイタリアの研究チームに送った。イタリアチームは「日本国内でも見解が分かれており、
審査は白紙に戻すべきだ」と主張。同連合は審査を中断し、研究チームに見解を文書で出すよう要請した。
研究チームの反論が認められなければ、作業部会の結論が取り消される可能性もある。

研究チームによると、申請前の2015年には千葉セクションで十分なデータが取れなかったため、
2キロ先の地層のデータを使って補強したが、申請時には千葉セクションだけですべてのデータをそろえたという。
チームの菅沼悠介・極地研准教授は「データに全く問題はなく、捏造という指摘は事実無根。審査を妨害されている」と話す。

一方、協議会会長の楡井(にれい)久・茨城大名誉教授は取材に「メールを送ったかどうかも含めて答えない」と述べた。
研究チームが千葉セクションのデータで申請したことに対しては「過去にドーピングをしたスポーツ選手が追放されるのと同じだ。
チバニアンは諦めた方がいい」と主張した。

◇査読受け疑念ない

渡部芳夫・日本地質学会長の話 
研究チームの申請内容は、専門誌に投稿して専門家の査読を受けた論文に基づいており、科学として疑念はない。


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1が建った時刻:2018/05/12(土) 07:58:57.44