Wiki アメリカザリガニ

日本では嗜好の違いからあまり食用とされないが、原産地の北アメリカでは食用に漁獲され
地元の名物料理とされている。
フランス料理の高級食材エクルビスには、アメリカザリガニ、ウチダザリガニなどが使用される。
豪州でも日常的に家庭で調理される。
また、中華料理でも小龍蝦 (xiao long xia) と呼ばれ人気の高い食材である。
アメリカ合衆国の南部でもよく食される。 特にルイジアナ州の郷土料理、ケイジャン料理や
クレオール料理では、ガンボやジャンバラヤの食材として頻繁に使われ、さらにザリガニを
大鍋で茹でただけのボイルド・クロウフィッシュ(茹でザリガニ)も名物料理である。
日本でも外国料理店や一部の料亭などでザリガニ料理を出す場合があるが、これは
食用として流通しているものを使用している。
市場価格では海産のエビ類と比較しても高価な部類である。
家庭での扱いは、日本での主な生息地が沼やドブ川、農業用水といった不衛生なイメージの
箇所が多いことや、泥地を好むため、捕獲直後に一定期間、浄水で泥抜きをする必要が
ある点から、調理して食べるといった行為は一般的ではない。
ザリガニの食味は、淡白で癖の無い味で、食感はシャコに似ている。
通常の加熱調理ではサイズに対して可食部は少なく歩留まりが悪いが、高温の油(200℃)で
一定時間揚げると殻ごと食することができる。